内容説明
「ネイチャー」は「自然」か。東洋と西洋における、過去から現在までのそれぞれの言葉の意味と変化をたどり、人間と自然の接点を浮き彫りにする。そして月、炎、塩、川、泉、火山など半世紀にわたる旅から湧き出た自然と風土への想い、21世紀における自然と人間の心の触れ合いを語るユニークな書き下ろし。
目次
第1部 「自然」の風土(身近な「自然」について―我が庭の変遷;「自然」という言葉のイメージ―中国大陸を旅して ほか)
第2部 「ネイチャー」の風土(地中海の天と地―神話から現代まで;欧州における自然観の変化―山に対する見方と姿勢 ほか)
第3部 「自然」のイメージ(月への想い―詩的な天体として;炎への想い―火の神秘と信仰 ほか)
第4部 自然に学ぶ(自然の生んだ色彩の魅力;環境保全とエコ・ツーリズム ほか)
著者等紹介
岡田喜秋[オカダキシュウ]
1926年東京生まれ。旧制松本高校を経て、東北大学経済学部卒業。日本交通公社に入社、1949年から同社出版局に移り、1959年より12年間雑誌『旅』編集長を務める。1983年より18年間、横浜商科大学教授。紀行文学者。著書に、『木を見て森を知る』(講談社)『秘話ある山河』(平凡社)『旅情百景』(河出書房新社)『旅する作家たち』(牧羊社)『旅する愉しみ』(ほるぷ出版)『旅の発見』『歴史のなかの旅人たち』『旅に学ぶ』(玉川大学出版部)などがある
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