目次
特集 高等教育 改革の10年(高等教育システムの変貌;ユニバーサル・アクセス時代の学士課程カリキュラム;短期大学の現状と将来―21世紀の新たなる戦略に向けて;専門学校の発展と高等教育の多様化;認証評価制度のインパクト―アメリカの「教育長官認証」の紹介を兼ねて;学生募集と入学試験と経営;ポスト冷戦期の大学と科学技術)
論稿(アメリカのビジネス・スクールにおける専門職教育の構築過程―シカゴ大学の事例を中心として)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山がち
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一番印象に残ったのは、企業の方が書いた論文である。明らかに他の論文とは異質な企業目線で、安易であったり楽観的であったり悪い意味で浮いていた。この論文が掲載された経緯や、その評価が気になるところである。そして、大学が「知の企業体」と称されていたのも衝撃的であった。極端な話、企業が利益を得るために行う研究の最も大きなリスクのあるところを担当する、ある種の下請け的な構図が見えるような気がした。もっと基礎研究と応用研究の関係について学びたいとは思った。あと、短大や専門学校にスポットライトが当てられていて良かった。2013/09/15