出版社内容情報
1800年ほど前にいまのトルコに生まれ、サンタクロースのもとになったキリスト教の聖人ニコラウス。サンタクロースになる前は、いったいどんな人で、どんな不思議な力を使って人びとを助けたのでしょう。聖ニコラウスがサンタクロースになるまでの歴史解説とアドベントカレンダー付き。クリスマスの時期にぴったりの1冊です。
【目次】
サンタクロースのさいしょのさいしょ 聖ニコラウスのふしぎなちから
聖ニコラウスとサンタクロース
参考文献およびウェブサイト
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨシ2
3
なるほど。サンタクロースってこうやってできたんだ。ニコラウスという実在の人物がモデルになっていたことにびっくりです。あとがき解説がわかりやすく絵本情報を補強してくれ、とても興味深い。オランダ語で聖ニコラウスを表す『シンタ・クラース』が、アメリカに移住したオランダ人によって広められた際のアメリカ英語で『サンタクロース』になったそう。そのきっかけが、1822年に書かれた詩で、トナカイがひくそりに乗った、白髭で赤い頬をして、楽しそうに大きなおなかを揺らすおじいちゃんとして聖ニコラウスが描かれている。勉強になる。2025/09/13
遠い日
2
「サンタクロース」の起源を説くお話。トルコの伝説を引きながら、今のサンタクロースという言い方に変わっていった足跡をたどります。聖ニコラウスの全なる力が、人々に及ぼした影響は大きかったとわかります。2025/09/05
-
- 和書
- 火蛾 講談社文庫