内容説明
7つの昔話で学ぶ日本一おもしろい哲学入門。
目次
第1章 桃太郎
第2章 浦島太郎
第3章 鶴の恩返し
第4章 おむすびころりん
第5章 わらしべ長者
第6章 かぐや姫
第7章 さるかに合戦
著者等紹介
小川仁志[オガワヒトシ]
1970年、京都府生まれ。哲学者。山口大学国際総合科学部教授。京都大学法学部卒、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。商社マン(伊藤忠商事)、フリーター、公務員(名古屋市役所)など異色の経歴をもつ。「哲学カフェ」を主宰するなど「市民のための哲学」を実践し、各種メディアで哲学の普及に努めている
おほしんたろう[オホシンタロウ]
1985年、佐賀県生まれ。ワタナベエンターテインメント所属。福岡を拠点に活動するお笑い芸人。イラストレーター。漫画家。TwitterやInstagramに1コマ漫画を投稿。その独特の世界観にハマる人が続出する
谷口崇[タニグチタカシ]
フリーのアニメ・イラスト作家。自主制作アニメ『森の安藤』『むきだしの光子』『おしり前マン』などがYouTubeで話題となる。その後、TVアニメ『ピコ太郎のララバイラーラバイ』や、ドラマ『大奥』のPRアニメ、花王エッセンシャルやアサヒディアナチュラのCM、博多バスターミナルの施設イメージキャラクターなどを手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
83
分類104。昔話に哲学者が殴り込み。ゆるーい感じのイラストでツッコミは激しめ[1.桃太郎]その桃だれのもの/運命/リーダーシップ/ほんとの悪/正義とは[2.浦島太郎]偽善者/動物の権利/快楽/時間/一本道[3.鶴の恩返し]下心/いき/肉/対話/欲[4.おもすびころりん]遊び/最大多数の最大幸福/つかいこなす/共同体/課題分離[5.わらしべ長者]禁欲/克服/共感/誰にあげるか/システム[6.かぐや姫]貨幣/フェミ/理想/不条理/断念[7.さるかに合戦]経験論/兵法/闘争を避ける/武士道/行動▽昔話の本質とは2022/05/23
かんらんしゃ🎡
37
おお、目次を見て期待が膨らむ。桃太郎のリーダーシップに「マキャベリの君主論」を。鬼は本当に悪いのか「我思う故に我あり」。7つの昔話に35人の哲学者。が、膨らんだ期待は次ページで急速にしぼんでしまった。見開き16コマ漫画に童話と薄い哲学が合わせてあるだけだ。次ページで少しの解説。しかもコンセプトである昔話と哲学と絵が上手く溶け合ってないような。残念だが目次が一番面白かったよ。2025/01/16
フリージア
37
感想に上がって、面白そうで読んでみました。桃太郎やかぐや姫などの昔話に哲学者が登場し説を唱えるのです。例えばわらしべ長者も哲学的にひもとくのです。ほぼ哲学者の名前と有名な説の紹介なので詳しくは知れませんでしたが、日本の哲学者九鬼周造、山本常朝は理解できる気がしました。「鶴の恩返し」の、いきな男女関係で「いき」の哲学が良かったでした。2021/09/30
ココロココ
22
書店で見かけて面白そうだと思い、読みたいリストに入れていて、後日購入。買ったその日に読み終えた。感想を書くのが、遅くなってしまった。昔話形式で哲学者の紹介がされている。これから哲学を学びたい人の入門のとっかかりにいいのではないかと思う。ある程度知識がある方には、物足りないと思うので、注意。知らない哲学者も出てきたので、読んで良かった。2021/03/28
宇宙猫
20
挫折。有名な哲学者をと彼らの考えを簡単にまとめて紹介。合わなかったというか、学校で習った内容。2021/05/21
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- 和書
- 悲しいとき