内容説明
素っ気ない表現に味をつける 通俗表現を安易に用いない 動詞を使ってやわらかく心情に触れてハートに迫る…など“わかりやすさ”にこだわる80のコツと工夫。
目次
第1章 洗練された表現へ高める(文をスッキリさせる;信憑性ある文にする ほか)
第2章 多様な表現を使い分ける(レベル別使い分け→挨拶文;レベル別使い分け→依頼表現 ほか)
第3章 言葉の使い分けを身につける(名詞;形容詞・形容動詞 ほか)
第4章 要領よく描写する、説明する(うまく描写する;きちんと説明する ほか)
巻末付録 知って役立つ表現集
著者等紹介
小笠原信之[オガサワラノブユキ]
新聞記者を経てフリージャーナリスト。東京都出身、北海道大学法学部卒。医療・環境・アイヌ差別問題などの著書・訳書は30点を超える。著述の傍ら神田外語学院や成蹊大学で外国人に日本語を、「編集の学校/文章の学校」などでライターのプロや志望者に記事の取材・執筆法を、一般社会人に実用文の書き方を、河合塾KALSで大学受験生に小論文をそれぞれ教える。多分野にわたる“教え子”は数千人に上り、論理立てたわかりやすい指導に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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しゅわ
8
【図書館】「文章力が身につく本」がすっきりまとまってよかったので、応用編?のこちらも読んでみました。人並みには文章をかけるひとが「その先」に進むための方法が詰まった一冊です。表現にメリハリをつけ、文に深みを出すとき参考になります。特に言葉の使い分けの章は、なんとなく感覚で把握していた使い分けの正しい方法を明文化してもらえ、スッキリした気分です。日本語は奥深いですね。2013/05/02
明智紫苑
5
ブログ記事を書くための参考書として読了。私は常にこの本をテーブルに置いておく必要があるかもしれない。しかし、この本は基本的にビジネス文書のための参考書なので、私用ブログ並びにエッセイとしてどれほど参考になるかは、当然記事の内容次第で決まる。2025/05/03
樹杏サチ@名古屋
4
参考になる章は何度も熟読し身に付けたい。反面、これは小説にはあまりあてはまらない?と思うところもちらほら。私見ですが、小説に関しては文章の飾りすぎと言われる表現も「個性」のひとつに思うから。ただ知らないで書いてるのと、知った上でのとは全然違う。それも含めて勉強になる一冊かな、と感じた。言葉選びや並びの違いでこうも受ける印象が違うのかと、自分の文章を一呼吸置いてみようと思わせられる内容ばかりでした。2012/03/18
たつのこ
3
前作に続き、日本語のブラッシュアップに役立つ。語彙編はあまり目新しい情報はないけれど、文章の組み立て方、要約の仕方はとても役立つ。2021/01/05
gq550_tomy
3
実用文書作成に役立つ情報が詰め込まれた一冊です。前作「文章力が身につく本」から更に踏み込んだ内容となっており、表現の工夫についての様々なTIPSが盛り込まれております。前作を読まれた方は、こちらもぜひ。2013/03/28
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