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河川水利秩序と水資源開発―「近い水」対「遠い水」

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  • サイズ A5判/ページ数 323p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784470560394
  • NDC分類 517

内容説明

公共事業が問われている。有害無益なものが多いのではないか、と。なかでもダム建設を根幹とする水資源開発事業は、高速道路をはじめとする道路建設事業と並んで、広範な世論の批判を浴びている。議論を深め、批判的世論をより強固なものとするためには、水問題の歴史的背景や過剰開発のメカニズムなどにも立ち入った科学的な議論が必要である。「水の社会科学」―人間社会と水との関わりを、その関わり方が前者の仕組みによって規定される側面に焦点をあわせて、探究する研究分野―の出番である。本書では、「近い水」対「遠い水」をキー概念として、既発表論文を体系的なものにまとめた。

目次

第1部 河川水利の歴史的・地域的性格(河川水利秩序の歴史的・地域的諸類型―「農業水利実態調査」(1954~61)のデータによる分析(1)
河川水利施設と水利団体の歴史的・地域的性格(河川水利秩序の背景にあるもの)―「農業水利実態調査」(1954~61)のデータによる分析(2))
第2部 水資源の過剰開発(1973年以降における都市用水需給の動向;事例研究苫田ダムに関わる水需給の諸問題 ほか)
第3部 「近い水」の放棄と「遠い水」への依存(事例研究庄内川の水利問題―「近い水」の荒廃;事例研究吉野川水系の開発と香川用水―「遠い水」への依存がもたらすもの ほか)
第4部 水政策の展開と転換の展望(1970年代以降における水政策の動向;国土庁「新しい全国総合水資源計画(ウォータープラン21)」批判 ほか)

著者紹介

森滝健一郎[モリタキケンイチロウ]
1932年広島市に生まれる。1966年東京大学大学院地理学専攻博士課程修了。理学博士。現在、奈良大学文学部教授、岡山大学名誉教授

出版社内容情報

ダムの過剰開発を追究。