内容説明
イギリスで誕生したバドミントンが、どのようにして世界のスポーツとなり、21世紀のいま、どのようにして「イギリスらしいスポーツ」を離れようとしているのか!?
目次
第1章 グローバル社会を生きるバドミントン
第2章 バドミントンの生い立ち
第3章 バドミントンというゲームの広がり
第4章 国際的なスポーツへのステップ1―1934~1939年
第5章 第二次世界大戦の影響とバドミントンの活動―1939~1945年
第6章 国際的なスポーツへのステップ2―1945~1949年
第7章 国際的なスポーツとしての国際大会設立
第8章 バドミントンの技術の変遷
著者等紹介
鵤木千加子[イカルギチカコ]
専門は、スポーツ史、バドミントン指導。甲南大学全学共通教育センター教授。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
89
バドミントンという名称は、イギリスの南西部にある地名である、という一文に驚く。19 世紀にイギリスで生まれたスポーツであり、テニスと同様「球技」である。シャトルコックを使ったゲームのはじまりは中国であり、日本にも羽根つき遊びとして伝えられた。バドミントンという名称は1860年にイギリスで起こった。ルールを持ったゲームになったのは1870年代頃。全英選手権は1899年にはじまり、国際バドミントン連盟は1934年に設立された。五輪競技には1992年バルセロナ大会から正式種目となった。現在はアジアが優勢である。2024/08/11
ジュンジュン
10
部活でバドミントンをやっていた学生時代は旧ルールだった。新ルール(ラリーポイント制の導入)で、試合はスピーディーかつエキサイティングに、観ていても飽きさせない。時短にもなるし。本書は、2006年のラリーポイント制の導入を導入口にして、バドミントンの誕生からオリンピック正式種目に採用されるまでを概観する。バドミントンの名称は地名からきているとか、トマスカップに名を残すトマス卿の功績など多くの”へぇ~”があった。2022/09/02
t0t0165
2
バドミントンの国際的な統括組織形成の流れを把握できる。バドミントンがオリンピックの正式種目になったのは意外?にも1992年大会からでそれまでは独自の活動を展開していた。20世紀における国際スポーツ界の多様な秩序の一端が垣間見える。2023/02/17
-
- 電子書籍
- 転生したらパーティが男の子だらけだった…