出版社内容情報
友添秀則[トモゾエヒデノリ]
著・文・その他
目次
プロローグ 嘉納治五郎を考える意味
第1章 柔道とJUDOのあいだ
第2章 イギリス人レゲットの柔道理解
第3章 嘉納治五郎の「柔道」とは何か
第4章 嘉納治五郎の「体育」
第5章 体育・スポーツをめぐって―岡部平太の葛藤
著者等紹介
友添秀則[トモゾエヒデノリ]
1956年生まれ、大阪府出身。博士(人間科学)、専門はスポーツ倫理学・教育学。(公財)日本学校体育研究連合会会長。1982年、筑波大学大学院体育研究科(修士課程)修了。香川大学教育学部助教授、ニューヨーク州立大学客員教授、香川大学教育学部教授を経て、早稲田大学スポーツ科学学術院教授、同学術院長、早稲田大学理事を歴任。また、日本オリンピック委員会(JOC)常務理事、スポーツ庁スポーツ審議会会長代理、日本スポーツ教育学会会長、日本体育科教育学会会長、全日本柔道連盟理事、日本スポーツ協会理事等、多くの委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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榊原 香織
63
柔道創設者は時代を代表するインテリの一人 柔道にはミルやスペンサーの影響もあったりして。 雑誌の短文は多数だが、著書は3つだけ。もっと書きおいて欲しかった。 現代思想や文化人類学的考察ありでなかなか興味深い。 彼と決別した快男児、岡部平太も興味深い2022/12/05
たろーたん
1
序章の、外国人女性との会話の所が一番印象に残った。「何を研究されてるの?」「JUDOです」「いや、研究対象じゃなくて、どういうジャンルの学問なのかって聞いたの」「(うーん、スポーツは研究対象だから、ジャンルとしては体育学って答えるべきかな)physical educationです」「え?physical educationって小・中学校でやる、あの?」「(もしかして、体育学って英語にできないのか?)」。確かに「スポーツって何学になるんだ?」ってのは、学問フェチの私からすると割と新鮮な驚きがあった。2023/09/14