出版社内容情報
医療・学校教育・地域づくりの観点から、「つながり・絆・居場所」をキーワードに、薬物依存症の正しい理解と予防・回復支援を考える
岩室紳也[イワムロシンヤ]
著・文・その他
松本俊彦[マツモトトシヒコ]
著・文・その他
安藤晴敏[アンドウハルトシ]
著・文・その他
内容説明
依存症を自己責任の病気と思っていないでしょうか。いま、多くの人が社会からの孤立によって依存症になっています。「つながり」は急がば回れの特効薬。
目次
鼎談 なぜ、いま、この本が必要か
第1部 薬物依存症治療の視点から(人はなぜ薬物依存症になるのか;我が国における薬物乱用の現状;危険ドラッグ騒動からみる規制強化の功罪)
第2部 学校教育の視点から(未知との遭遇で起こる健康教育の混乱;学校における薬物乱用防止教育の現状と課題)
第3部 健康づくり、地域づくりの視点から(トラブル・依存症・犯罪予防は心の健康づくりから;一人ひとりがつながり続ける当事者支援)
著者等紹介
岩室紳也[イワムロシンヤ]
1955年京都府生まれ。ヘルスプロモーション推進センター(オフィスいわむろ)代表、医師(厚木市立病院泌尿器科)。自治医科大学卒業後、神奈川県立青野原診療所、津久井保健所、厚木保健所、県立厚木病院泌尿器科などを経て、2014年より現職。日本泌尿器科学会(専門医)、日本思春期学会(常務理事)、日本性感染症学会(代議員)、日本エイズ学会(認定医)。陸前高田市ノーマライゼーション大使。千葉県浦安市いのちとこころの支援対策協議会会長。思春期のこころと性、健康づくりに関する講演会を全国で年間200回以上おこなっている
松本俊彦[マツモトトシヒコ]
1967年神奈川県生まれ。国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部(部長)/薬物依存症治療センター(センター長)、医師(精神科)、博士(医学)。佐賀医科大学卒業後、神奈川県立精神医療センター、横浜市立大学医学部精神医学教室(医局長)、自殺予防総合対策センター(副センター長)などを経て、2015年より精神保健研究所薬物依存研究部(部長)、2017年より薬物依存症治療センター(センター長)を併任。日本アルコール・アディクション医学会(理事)、日本精神科救急学会(理事)、NPO法人八王子ダルク(理事)、多摩いのちの電話(理事)。薬物依存症の治療プログラムSMARPPの開発と普及、自傷や自殺に関する研究をおこなっている
安藤晴敏[アンドウハルトシ]
1952年神奈川県生まれ。国士舘大学卒業後、神奈川県立弥栄東(現:弥栄)高等学校などを経て、神奈川県立津久井高等学校(教頭・校長)、神奈川県立百合ヶ丘高等学校(校長)を歴任。2014年から2018年3月まで、神奈川県立総合教育センターにて、教育指導専門委員として、後進の指導にあたった。日本学校保健学会会員。エイズ、喫煙、飲酒、薬物乱用及び、児童・生徒指導などに関する講演を多数おこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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