内容説明
プロスポーツの頂点であるメジャーリーグの、草創期から今日まで発展してきた過程を、法律・ビジネスの面に即して解説。リーグ制度、フリーエージェント制度、選手組合、保留制度、独占禁止法免除、仲裁制度、賃金交渉と労使紛争、サラリーキャップ、などの、誕生、変遷、定着、改廃、決着の経緯は、スポーツビジネスに携わる人に必須の知識。メジャーリーグのアメリカ社会での重要さから、通して読むことによって、アメリカの法律や制度の背景、仕組みが理解できる。
目次
第1章 野球草創期の法的手続
第2章 契約の履行
第3章 野球の独占禁止法免除
第4章 団体交渉
第5章 オーナーとコミッショナー
第6章 保留制度の終焉と労使仲裁
第7章 共同謀議
第8章 球界の犯罪
第9章 1990年代の球界労使紛争
延長戦とあとがき
著者等紹介
エイブラム,ロジャーI.[エイブラム,ロジャーI.][Abrams,Roger I.]
ラトガーズ大学(ニュージャージー州)法律大学院学部長。1984年以来、スポーツ法を講義。1986年からメジャーリーグ年俸仲裁人を務める
大坪正則[オオツボマサノリ]
1947年生まれ。佐賀県唐津市出身。1970年、西南学院大学商学部卒業、伊藤忠商事(株)入社。アメリカ駐在後、1988年、NBAと包括ライセンス契約締結、担当責任者に。NBAのマネジメントを通してアメリカプロスポーツリーグの経営を学ぶ。1998年、伊藤忠商事退社後、(株)ニッポンスポーツマネジメント設立。主なコンサルタント先に、ニッポン放送運動部、ヤクルト球団、bjリーグがある。帝京大学経済学部環境ビジネス学科教授
中尾ゆかり[ナカオユカリ]
1950年生まれ。東京都出身。1973年、西南学院大学文学部卒業、英語専攻。翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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