内容説明
現代の子どもたちに対して、学校体育ができることは何か。「授業」で、私たちは何ができるのか。そして、子どもや教師の心理に関わるべきはずの「体育心理学」は、体育の授業に対してどのように関わることができるのか。このような問いに答えるために、数十名の研究者・実践者が執筆に参加して生まれたのが本書である。体育心理学が授業にどう貢献できるのかについての解説をはじめ、やる気を引きだす動機づけのしかた、学習効果を高める助言のしかた、有能感を高める指導など、実践に役立つ理論をわかりやすく説明している。また、心理学的視点を取り入れた各種目の指導実践例も豊富に紹介している。
目次
序章 体育・保健体育科教育のねらいと心理学
第1章 運動との関わりを深める教師の働きかけ
第2章 心を育てる体育学習
第3章 「生きる力」と体育学習
第4章 学習効果を高める集団のあり方
第5章 心理学的視点を取り入れた指導実践
著者等紹介
市村操一[イチムラソウイチ]
東京成徳大学人文学部教授・教育学博士
阪田尚彦[サカタナオヒコ]
岡山大学教育学部教授
賀川昌明[カガワマサアキ]
鳴門教育大学学校教育学部教授
松田泰定[マツダヤスサダ]
広島大学大学院教育学研究科教授
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