内容説明
子どもたちの「心と体」をめぐる状況の変化とともに、その職務が質、量ともに激化している養護教諭。いま、まさに新たな役割が求められ、大きな期待が寄せられているのである。本書は、そうした急激な変化を整理し、それらを踏まえた上での「これからの養護教諭」についてまとめられている。どんなにその仕事が多様化し、どんなに新たな役割が求められても、常に「子どもの立場に立って」考え、その職務にあたってほしい、そんな期待とエールのつまった1冊である。
目次
第1章 教育改革と学校保健(「生きる力」と学校保健;ヘルスプロモーションと学校保健 ほか)
第2章 教育改革と養護教諭(保健主事としての仕事も担う養護教諭;ヘルスカウンセリングを担う養護教諭 ほか)
第3章 学校保健活動と養護教諭(主体管理をめぐる問題状況と課題;環境管理をめぐる問題状況と課題 ほか)
第4章 養護教諭の研究…力量形成のために(力量形成をめぐる課題;実践を「研究する」…協同研究のすすめ ほか)
第5章 終わりにかえて…養護教諭の「専門性」を支える「養護概説」
著者等紹介
森昭三[モリテルミ]
1934年富山県生まれ。1960年東京教育大学大学院教育学研究科修了。筑波大学副学長、岩手大学教授を経て、現在筑波大学名誉教授。日本学校保健学会理事長、日本教育保健研究会会長、保健教材研究会代表。教育課程審議会委員、学習指導要領作成協力者委員
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