出版社内容情報
《内容》 「薬物をやれば,人間をやめることになる」と教わった子どもが,「俺を見てみろよ。平気だろ」と言われて,薬物に手を出してしまうことがあるという。若者の間に薬物乱用が広まりつつあるこの時期に,学校では子どもたちに,薬物の何をこそ伝えなければならないのか。本書は、薬物から子どもを守るために日夜行動し,薬物およびその乱用の実態について深く理解している著者が、保健教師や養護教諭に向けて,子どもを薬物から守るため本当に役立つ情報は何か,それをどう伝えればよいかを説くものである。
内容説明
「薬物をやれば、人間をやめることになる」と教わった子どもが「俺を見てみろよ。平気だろ」と言われて、薬物に手を出してしまうことがあるという。若者の薬物乱用の実態とその背景について深く理解している著者が、意味のある情報はなにか、それをどう伝えればよいか、また実際に問題がおきたときどう対応したらよいか、を説く。
目次
序章 いま、なぜ、薬物乱用が問題なのか
1 薬物をめぐるこれまでの状況―わが国における薬物乱用の歴史
2 薬物をめぐるこんにちの問題―第五次薬物汚染期(第三次覚せい剤乱用期)をむかえて
3 薬物とはどのようなものなのか―薬物に関する基礎知識
4 薬物を乱用するとどうなるのか―各種薬物の作用と問題
5 こう考えてはいませんか?―薬物をめぐる危険な誤解
6 薬物問題がおきたらどうするか―基本的な考え方と対応のしかた
終章 若者とともに生きる
著者等紹介
水谷修[ミズタニオサム]
1956年生まれ。現在、横浜市立戸塚高等学校定時制教諭(社会科)。学校では教員期間のほとんどで生活指導を担当し、授業後は時に応じて繁華街の深夜パトロールをおこなう。また、執筆や講演等をとおした啓発活動など、若者を薬物から守り救うために取り組んでいる
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