内容説明
「ケア」という言葉が、私たちの日常生活における様々な場面で使われている。それでは、ケア(care)とは実際にはどういうことだろうか?そのように問われると、私たちはきちんとした答えを用意していないことに気づく。本書は、生・老・病・死をめぐる倫理的諸問題に対して、「自己や他者への配慮・気遣い」としての「ケア」という観点から、哲学的・倫理学的に答えようと試みたものである。
目次
第1章 生きることの倫理(生きることの質(Quality Of Life)
健康であることの意味
死ぬことの意味 ほか)
第2章 「ケア」の倫理(「ケア」の思想(メイヤロフ『ケアの本質』;ギリガン『もう一つの声』)
「心」が傷ついた人のケア
スピリチュアルケア(spiritual care)―「いたみ」を分かち合うこと ほか)
第3章 支え合うことの倫理(ケア意識の発達;ケアする人を支えるために)
感想・レビュー
-
- 和書
- アルコール依存症治療革命