内容説明
本書は戦後日本のスポーツ政策を、スポーツ問題との関係で歴史的・構造的に分析し、体系化した初めての試みである。混沌とした「現代スポーツ」をあざやかに解剖し21世紀へ向けてあるべきスポーツ政策を提示した待望の書。
目次
序章 「スポーツ問題」と「スポーツ政策」
第1章 「民主化」政策とスポーツの「大衆化」
第2章 スポーツ界の国際復帰と「オリンピック至上主義」への転換
第3章 「オリンピック至上主義」の強化
第4章 オリンピック体制の確立
第5章 民主的スポーツ運動の成立と展開
第6章 初の体系的「スポーツ政策」の出現
第7章 「国民総スポーツ」の理念と現実
第8章 日本体育協会労働組合の結成と改革提言
第9章 地域・自治体におけるスポーツ行政の展開〔ほか〕