文春新書
政治の修羅場

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784166608645
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0231

出版社内容情報

田中角栄、中川一郎、小沢一郎らの知られざるエピソードから、政治家たちの素顔、暗闘、人事、カネまで「永田町の論理」を語り尽くす。

内容説明

自ら「地獄を見た」と言うほど、数々の修羅場を潜り抜けてきた鈴木宗男が、いまだから語れる秘話を満載。角栄、中川一郎、金丸から小沢、小泉、プーチンまで、手に汗にぎるエピソード、内幕を明かす。読めば、カネ、人事、権力闘争をめぐる「永田町の論理」が浮かび上がる。

目次

第1章 ズバ抜けた政治勘 田中角栄
第2章 両刃の剣「情の人」 中川一郎
第3章 人間関係の達人 金丸信
第4章 壊し屋の正体 小沢一郎
第5章 日露を動かす プーチン
第6章 宿敵の研究 田中眞紀子と小泉純一郎

著者等紹介

鈴木宗男[スズキムネオ]
1948年北海道足寄町生まれ。拓殖大学在学中から中川一郎氏の秘書を務め、83年衆議院議員に。第二次橋本改造内閣で北海道・沖縄開発庁長官、小渕内閣で内閣官房副長官を歴任。2002年6月あっせん収賄他で逮捕。05年8月、「新党大地」結成。09年、衆議院外務委員長就任。その後、懲役2年の実刑判決を受け服役。11年12月釈放される。「新党大地・真民主」を立ち上げ代表に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

121
確かに今二世、三世議員が幅を利かせている中で鈴木さんがここまでできたということはかなりの力があったということなのでしょう。中川一郎の秘書から出発して最近までの自分の身の回りに起きたことを面白く読ませてくれます。かなり本音を言っているのでしょう。有権者の方はこのような本を時たま読むのも政治の実態が知れていいのではないかと思います。2016/01/24

かわうそ

71
★★★★★いやー面白い。田中角栄の逸話については前から知っていたが「北海のヒグマ」中川一郎氏と金丸信氏、小沢一郎さんについて詳しく知ることが出来たような気がする。小沢一郎さんについてはとくに悪いイメージを持っていたがそれが払拭された。小沢さんが自民党から離党した後、自民党は選挙で大敗したと言うから小沢一郎恐るべし。それと、福田赳夫はたとえがとてもうまい。さすが狂乱物価という言葉の産みの親。小沢一郎恐るべしだが鈴木宗男も恐るべし。2017/01/09

遅筆堂

25
遠慮ない書き方、そこまで言って良いのと思わず呟く政治の裏現場。面白いしタメになるが、こういうところが敵を作るのだろう。ただし、そういうところを隠したりごまかしたりしてごまかすのではなく、オープンな形で信念に基づいて行動し主張するのが、本当の政治家なのかもしれない。どんな言葉を吐いても、嘘っぽく聞こえたり、裏で何をやっているのか判らないような政治家ばかりだ。凜とした政治を求めている。諸外国から馬鹿にされない日本を引っ張って行く政治、そしてそれに伴う経済が必要。そうれば国民はついていくだろう。2012/09/25

緋莢

15
北海道の農家に生まれた鈴木宗男は、大学進学を機に上京、保証人を頼んだ事がきっかけで、政治家・中川一郎と出会う。それが縁で、大学在学中から 中川の事務所を手伝い、やがて秘書になる。ズバ抜けた政治勘を持っていた田中角栄、人間関係の達人だった金丸信、壊し屋・小沢一郎、北方領土返還のキーマンであるプーチン、“宿敵”田中眞紀子と小泉純一郎など、政治の世界で出会ってきた様々な人について書いた本。2015/05/08

ふぇるけん

14
本書は中川一郎氏の秘書から始まって国会議員〜大臣と政治キャリアを築いた自身の振り返りと、角福、金丸氏、竹下氏、小沢氏から小泉氏に至るまでの政治家の器量を、政治の中枢にいた著者の視点で語られる。収監されてなお、応援者が多数いるという事実が示す通り、智と情の両方を兼ね備えた政治家だと感じる。このような人を政治の世界から強制退場させたマスコミに憤りを隠せない。2017/05/25

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