内容説明
かつて、スポーツは、特に好きな人、あるいは選手の行う特別な活動とされ、学校を卒業すれば、大多数の人には関係なくなるものとされていた。しかし、社会生活の変動はそのような流れを変え、いま、スポーツは明らかに、多くの人びとから求められ、必要とされるようになっている。それが「生活スポーツ」であり、「みんなのスポーツ」であり、「生涯スポーツ」である。「生活スポーツ」の具体的な姿は多様で、さまざまな生態を示す。「どうあるべきか」を一がいに決定することは難しく、それぞれのところで、それぞれの人にとって個性的な意味をもつように、それぞれの生態を示しながら発展することが望まれる。
目次
1章 体育・スポーツ経営の考え方・進め方
2章 社会体育における体育・スポーツ事業
3章 対象別にみた体育・スポーツ経営の問題
4章 地域社会における体育・スポーツの経営
5章 大規模総合公共体育施設の体育・スポーツ経営
6章 小規模近隣公共体育施設の経営
7章 公共プールの経営
8章 学校開放
9章 市区町村の体育・スポーツ行政と経営
10章 職場の体育・スポーツ経営
11章 商業スポーツ施設の経営
12章 国・都道府県の体育・スポーツ行政
13章 スポーツ振興に関する民間団体の役割