内容説明
英語の単語や文法の記憶・学習プロセスを支えるのは「認知脳」です。これに対し、相手の立場や気持ちを思いやり、他者と「同期」「共感」しあい、さらに互いに「模倣による学習」ができるのは、「社会脳」のおかげです。この社会脳を活用したアプローチを導入することで、私たちがこれまで最も苦手としてきた英語による「やり取り(インタラクション)」能力が獲得できるようになるのです。
目次
第1部 理論編:社会脳ネットワークとインタラクション(IQからEQ、SQへ:脳神経科学のパラダイムシフト;社会脳ネットワーク(1):メンタライジングと顔認知
社会脳ネットワーク(2):社会認知システムと共同注意 ほか)
第2部 応用編:社会脳インタラクションにもとづく外国語学習(社会脳インタラクション実現のための第二言語能力とは;社会脳インタラクションを促進するシャドーイング;社会脳インタラクション能力とプラクティス)
第3部 実践編:社会脳ネットワークを刺激する6つのアプローチ(社会脳多読・多聴:インプット駆動型のインタラクティブ・プラクティス;社会脳PIとTPR:構造化インプットと全身反応にもとづく社会脳インタラクション;社会脳音読:なりきり音読からリード・アンド・ルックアップへ ほか)
著者等紹介
門田修平[カドタシュウヘイ]
関西学院大学・大学院教授。第二言語習得、特にリーディング、メンタルレキシコン、シャドーイング・音読の認知メカニズムの研究成果を、英語の学習・教育に応用した書籍をこれまで出版(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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