出版社内容情報
言語学の応用分野として確立した辞書学の動向を概観し、これをふまえて英和辞典の歴史と現状・今後の方向をユーザーの視点と編纂者の視点で考える。コーパスとインターネットの時代の辞書の世界が明らかになる。
内容説明
辞書学(Lexicography)は言語学の応用分野として確立し、1980年以降世界的に隆盛を見ている。本書は、辞書学の成立と英語辞書・辞書学の海外での動向を概観し、これをふまえて、英和辞典の歴史と現状・今後の方向を、ユーザーの視点と編纂者の視点で考える。さらに、CD‐ROM辞典を含む各種の辞典を辞書学の立場から紹介する。コーパスとインターネットの時代を迎え、大きく変貌しようとしている辞書の世界の姿がいま明らかになる。
目次
第1部 英語辞書・辞書学をめぐる海外の動向(辞書学とは何か:その背景と展開;EFL/ESL辞典の変遷;EFL/ESL辞典における語の定義:制限語彙方式と文形式;EFL/ESL辞典とuser‐friendly ほか)
第2部 英和辞典をめぐる話題(英和辞典の誕生とその時代的背景;江戸末期―明治初期の英和辞典;英和辞書学の成立:蘭英辞書学と蘭和辞書学の融合;学校文法と英和辞典 ほか)
第3部 辞典の紹介と解題(CD‐ROM英英辞典の紹介と解説;ぜひ備えておきたい英語語法辞典)
感想・レビュー
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