出版社内容情報
ゲーテゆかりの酒場で「ファウスト」翻訳を志し、女性運動の黎明に触れ、クリスマスの祝祭を体験し、王宮の舞踏会へ招かれる──森林太郎青年のライプツィヒ・ドレスデン滞在は、近代日本文学の地平を拓く契機となった。現地での丹念な調査と豊富な図版から、若き日の鴎外の姿が鮮明に浮かび上がる。
【目次】
内容説明
ゲーテゆかりの酒場で「ファウスト」翻訳を志し、女性運動の黎明に触れ、クリスマスの祝祭を体験し、王宮の舞踏会へ招かれる―。森林太郎青年のライプチヒ・ドレスデン滞在は、日本近代文学の地平を拓く契機となった。現地での丹念な調査と考察から、文豪誕生の原風景が鮮やかによみがえる。若き鷗外が見た、近代ヨーロッパ最後の光。
目次
第一章 アウエルバハ酒蔵と森&#40407
外 〈越境〉するファウスト伝説(一枚の絵画より―悪魔と契約する鷗外;樽に乗る「ファウストゥス博士」―名所となったアウエルバハ酒蔵;ゲーテから鷗外、そして現代へ―時空を越える文化性)
第二章 森&#40407
外とライプチヒの女性たち 「独逸婦人会」と〈新しい女〉たち(あるアメリカ人の〈先祖探し〉;ライプチヒ―市民文化が花開く啓蒙都市ヒルデガルト・フォーゲル―下宿のおかみさんと女性運動家;アンナ・ニーダーミュラー―ある寡婦の境遇と鷗外;「独逸婦人会」―フェミニズムの黎明期;日本の女性運動と鷗外―〈新しい女〉たちの後見)
第三章 森&#40407
外とクリスマス 信仰と消費の文化史(フォーゲル家の人々―庶民の家庭の団らん;贈り物と降聖詩―ドイツのサンタクロース;クリスマス・ツリー―ゲルマンの樹木信仰から「基督木 Christbaum(クリストバウム)」へ
冬至祭とクリスマス―怪異を祓うユールの火祭り
森家のクリスマス―「夢のような降誕祭」
「全部買ってもらえる」クリスマス―家庭人としての&#40407
外)
第四章 森&#40407
外とドイツ貴族 ロマン主義と異国趣味(地方貴族の館へ―「いと珍らかなる心地せり」;庭園の中のピラミッド―スフィンクスの謎かけ;「騎士の塔」―中世へ寄せる関心;ドイツ貴族の異国趣味―東西文化の相克)
第五章 ドレスデンにおける宮廷体験 『文づかひ』の背景(ザクセン王族への拝謁―「栄誉コレニ過ルアラン」;ドレスデンの宮殿にて―鷗外の見た王族たちの社交;『文づかひ』の貴族たち―舞踏会という場;「陶物の間」にて―東西文化の交錯;アンデルセン『即興詩人』の影響―「穴」に赴くヒロイン;世俗化する宮廷舞踏会―「極上流の社会」へのオマージュ)
終章 森&#40407
外とドイツ
著者等紹介
美留町義雄[ビルマチヨシオ]
1967年、東京都に生まれる。立教大学文学部ドイツ文学科を卒業し、同大学院文学研究科博士後期課程(ドイツ文学専攻)を満期退学。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て、大東文化大学文学部教授。森鷗外記念会常任理事。専門は日独比較文学・文化研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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