出版社内容情報
九州地域各地の方言がどのような文法的な働きを持ち、どのように使い分けられ、どんな来歴を持つものなのか、その特質を浮彫にする。
内容説明
めちゃめちゃかっこいい!あつい!楽しい!こんな言いかた、共通語ではできないでしょう。あなたもいっしょにどうですか、九州方言の世界へ。
目次
1 まるで暗号!九州方言(とっとっと、すーすーすっ、なかなかなか―九州方言はダジャレの宝庫?;いちみちきちくりー―大分方言の音変化;おもしれーこっせん?―宮崎の新しい方言 ほか)
2 これが定番!九州方言(起きてるのに起きたか?―九州方言のあいさついろいろ;「ばってん」はbut and?―九州方言の逆接接続詞;どこ行きよーと?映画見にいきよーと―動作・変化の進行/動作・変化の終了 ほか)
3 こんなに深いぞ!九州方言(大分人は時刻に敏感?―誤解の少ない、合理的な時刻表現;カジとカヂはどう違う?―四つ仮名の発音の区別を保つ九州方言;「こどんがねちょっ」と「こどんがねっちょっ」はどう違う?―動詞活用のはなし ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ギーにょ
1
授業で購読。九州各地から集まるみんなで読み合えたのがとてもよかったと思う。地元を離れて初めて実感する自分のアイデンティティーのような方言とその他の県の方言には似てるものがあったり、地元特有のものであったり、比較することで、自分を知り、相手を知ることになると思う。2015/01/29
にょもん
1
普段使っている言葉でも、ひらがなになると??!と感じるものが多かった。他地域のひとが聞いたらこんな感じなのかなぁ。2010/07/09
いちご
0
実際、『ばってん』は使った事無い(笑)2014/10/01
kurumi
0
『武士道セブンティーン』で美人が九州弁をしゃべるのがインパクトあったから興味もって。古語の残る由緒正しい言葉。ロマンだな。2010/06/27