沖縄と歌姫―安室奈美恵を発掘した男の壮絶人生

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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800282835
  • NDC分類 770.67
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「安室奈美恵と初めて出会った日のことは、今でもはっきりと覚えている。
私は直感的に、この少女から言い知れぬオーラを感じたのだ」(本書より)


安室奈美恵を発掘し、以降SPEED、DA PUMPといったアーティストを世に出してきた
沖縄アクターズスクール校長・マキノ正幸による最後のノンフィクションです。

1990年代の音楽シーンに “沖縄枠"という不文律を生み出し、1998年のNHK紅白歌
合戦では、沖縄アクターズスクール出身者を5組も輩出。
J-POP全盛期を彩った張本人が、アーティストたちとの出会いや舞台裏、そして、
芸能界から “撤退"した真相を初めて明かします。

また、日本映画の祖といわれるマキノ省三を祖父に、 “早回し"の技術で有名だっ
た映画監督・マキノ雅弘と映画女優・轟夕起子を両親に、
さらに俳優の長門裕之と津川雅彦を従兄弟に持つという、絵に描いたような芸能一
家に生まれたマキノ正幸氏。
そんな彼の、祖父や父母、従兄弟との知られざる関係、また、渡哲也、勝新太郎、
大橋巨泉といった芸能人たちとの交友録も収録されています。


【目次より】
第一章 マキノ家のDNA
・父の「薬物」と「暴力」
・長門裕之と津川雅彦
・母の再婚
・憧れだった祖父・マキノ省三
など

第二章 芸能人との日々
・麻布十番とフェアレディZ
・六本木の会員制クラブ「マックス・ホール」
・写真家・加納典明の芸能人脈
・黒田征太郎と長友啓典との出会い
・母の死と転がり込んだ遺産
・大橋巨泉との競走馬研究
・勝新太郎との即興芝居
・「沖縄」のきっかけは渡哲也
など

第三章 沖縄の歌姫たち
・沖縄アクターズスクール開校
・残った生徒はわずか六人
・アクターズのメソッドの真髄
・デビュー第一号のアーティスト
・尾崎豊“衝撃"
・秋元康とマキノ正幸の違い
など

第四章 安室奈美恵の真実
・才能への確信
・安室奈美恵と今井絵理子の関係
・「スーパーモンキーズ」としてのスタート
・安室奈美恵「引退」の真相
・SPEEDが駆け抜けた日々
・ダンス・カルチャーを広げた「DA PUMP」
・日本を席巻した沖縄アクターズスクール
・「歌姫」としての黒木メイサ
・早すぎた満島ひかりのデビュー
・「混血」に見出した沖縄の魅力
・芸能界からの「撤退」
など

第五章 祭りのあと
・「マキノ! 帰れ! 」
・「客寄せパンダ」を求められて
・沖縄アクターズスクールの大阪進出
・自社ビル購入で四億円の借金
など

第六章 どん底に射し込む光に誓って
・私物化された「ドリプラ」
・娘との確執
・ムーンビーチホテルを追われて
・六億円の借金と一家離散
など

第七章 ラストチャンス
・安室奈美恵を凌駕する才能
・マライア・キャリーと「ホイッスル・ボイス」
・人生初めての経験
など

内容説明

「安室奈美恵と初めて出会った日のことは今でもはっきりと覚えている。私は直感的に、この少女から言い知れぬオーラを感じた」―安室奈美恵、MAX、SPEEDを見出した「沖縄アクターズスクール」創設者の告白。

目次

第1章 マキノ家のDNA
第2章 芸能人との日々
第3章 沖縄の歌姫たち
第4章 安室奈美恵の真実
第5章 祭りのあと
第6章 どん底に射し込む光に誓って
第7章 ラストチャンス

著者等紹介

マキノ正幸[マキノマサユキ]
1941年、父・マキノ雅弘(映画監督)、母・轟夕紀子(女優)、祖父・マキノ省三(日本映画の父)という芸能一家の長男として生まれる。65年、長門裕之が主宰する芸能事務所「人間プロダクション」の専務に就任。71年に沖縄に移住。83年に「沖縄アクターズスクール」を設立し、安室奈美恵、多数のアーティストを輩出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本かくよ・よむよ

2
安室奈美恵というスーパースターを見出し、90年代後半に芸能界の沖縄ブームを作り出した沖縄アクターズスクール校長の山あり谷ありの人生。大事なところで他人任せな性格が出てしまい、挫折を経験してきたことを終盤で反省しているが、マキノ正幸が最後に手掛けるアーティストとして登場した「Precious J」を少し調べたら2018年頃の情報しかなかったので、何とも言えなくなった…。2021/02/07

okachimen

1
友達の付き添いだった安室奈美恵のオーラを瞬時に見抜いた話や、カラオケ大会で安室に負けて悔しくてアクターズスクールにやってきた今井絵理子の話、満島ひかりのデビューが早すぎたと悔やむ話、黒木メイサを取られた話などはもちろん、マキノという偉大な芸能一族の話など全方位的に面白かった!周りの人はいなくなり莫大な借金だけが残り、「結局、誰も信頼せずに、誰からも信頼されなかった」と記される後半はせつないが、でもその通りなんだよな、と。2019/09/24

shushu

1
安室奈美恵やスピードで一世を風靡した沖縄アクターズスクールの校長が半生を振り返る。日本映画史に残るマキノ一族の一員だが、従弟の津川雅彦や長門裕之と違って、最初から親に相手にもされず、流れ流れていった沖縄でタレントスクールを立ち上げて有名タレントを輩出するが、結局人任せにする癖が抜けずに失敗を重ねる、というグダグダっぷりは、芸能界って、お金を中途半端に持つって、それにたかる人を呼び寄せるもんだな、と全く知らない世界を読書で知る、というところ。アクターズスクールという名前だが、実際は歌手・ダンサー養成。2019/01/31

Sachihiro

1
安室奈美恵さんから始まるアクターズスクール出身者が芸能界を席巻した時期はサラッと流す、大ぶりで独善的な筆致だけれど…何気に、それ以降の、身を持ち崩してゆくパートの読み応えはなくもない。2018/09/17

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