内容説明
言語的マイノリティーという境遇に置かれたがゆえに言葉との苦闘を余儀なくされた人々。彼らの歩みや、苦楽を共にした人々の証言が、人を動かし、社会を変えるパワーを秘めた言葉の力を根源的なところから再認識させる。
目次
奪われた文字とコトバを奪い返す(高野さんとの出会い;満州での底辺生活 ほか)
越境者にとっての母語と読み書き(言葉を操る力の本質をどこに求めるか;オモニにとっての文字 ほか)
弱さがもたらす豊かなコミュニティー―浦河べてるの家の降りていく挑戦(新米ソーシャルワーカーとして人間関係で苦闘;べてるの家設立、自然体で暮らせるコミュニティーを目指す ほか)
聴覚障害者にとっての真の言葉とは(マイノリティーが「声を持つ」とは;聞こえない子どもたちをとりまく状況と医療の問題 ほか)
鼎談「自分の声を持つ」ということ(言語的マイノリティーが「声を持つ」とは;マジョリティーへの同化を超えて ほか)
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