内容説明
言理学を打ち立てたイェルムスレウこそ、ソシュールが描いた現代言語学の設計図を具体化し、言語学を独立した科学として確立させた注目すべき言語学者である。いま、難解を極めた言理学の全貌がはじめて明かされる。
目次
序章
第1章 記号の階層
第2章 記号の変異性
第3章 共示体
第4章 認識論的概念
第5章 論理と記号
第6章 メタ記号
第7章 言理学受容の歴史
終章
著者等紹介
町田健[マチダケン]
1957年福岡県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。東京大学助手、愛知教育大学助教授、成城大学助教授、北海道大学助教授を経て、名古屋大学教授。専門は言語学。文の意味と構造の関係、ソシュール学説、フランス語の歴史などを中心に研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Bevel
1
難しかった。とりあえず通して読んだが回り道することになりそうだ。2011/05/17
ちょっかん
0
なんとか読了。ただし全体を通して全く理解できていない... 本書は構造主義の知識を前提としているが、構造主義を多少知っていても非常に難解である。イェルムスレウの「言語理論の確立をめぐって」も読んだ。しかし、あまりにも理解できなかったので、本書に手を出したのだが、結局分からないままである。ソシュール以後の言語理論のより厳密で一般的な科学性を求めて、新たな概念を提示するのだが、具体例が少なく、あってもフランス語が多いのでよく理解できなかった。周辺知識を揃えてまたチャレンジしたい。2018/07/30
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