内容説明
ビョルン・オスカルはアンナに導かれて知らず知らずのうちにことばの世界へ入っていく。いろいろな言語があるのはなぜ?なぜ人間だけが言語を話すの?物語の中に広がることばの万華鏡。
目次
アンナとの出会い―プロローグ
バイキングのことばはどうしてわかりにくい―ことばは変わる
発音どおりに書かないのはなぜ―文字について
いろいろな言語があるわけ―印欧語について
2種類のノルウェー語があるわけ―ノルウェーの言語事情
ことばはどんどん旅をする―外来語と借用語
ことばを使うのは何のため―言語の役割
限られた材料で無限の表現力―言語の構造
何語を話すかで世界もちがって見えるの?―言語の相対性
子どもはいつごろ話し始めるの?―言語の習得
人間は習わなくても話せるようになるの―言語の生得性
左脳は学者で右脳は芸術家―脳について
バナナ泥棒に出会った―動物と人間のちがい
アンナは誰―言語とは
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
本おや店主
1
言語学音痴の私には目をみはるような理解の楽しさとかはなかったのだけれど、北欧系言語の言葉の成り立ちなどに興味をもってはる人にはすごくオススメ。あのこまで濃ゆいストーリーではないものの、『ソフィーの世界』の言語学バージョンと言えるかも。2011/04/28
samandabadra
0
p86-87, -byとskyそれにspoonなどの英語の例は面白かった。ノルウェー語の二つの正書法に関しては、あまりはっきりとした説明にはなっていないように思えた。2015/08/16
よしおか のぼる
0
お洒落北欧言語学入門読み物。2022/06/27