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内容説明
毎度おなじみの社長の強権発動により取引先のオフィスに常駐勤務となった工兵と立華。常駐先は国内最大手のコンピュータ企業で、なんと藤崎の古巣だという。大企業なので、さぞかし豪華な業務環境に違いない…、と勇み立つ工兵。しかし、二人を待ち受けていたのはプロジェクトルームと呼ばれる、理不尽かつ不自由極まりない場所だった!いつもと勝手が違う環境で二人は苦境に立たされるが、そこで工兵が見出した一手とは!?萌えるSE残酷物語第7弾。
著者等紹介
夏海公司[ナツミコウジ]
兵庫県出身。『葉桜が来た夏』(電撃文庫)で第14回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
92
順調に読み進めていたこのシリーズですが、この巻はあらすじを読んだ感じが嫌な予感しかしなくて、積ん読になっていました。。でも、読んでみたら面白かったです!先方の担当者には無茶苦茶イライラさせられましたけどね。2022/10/11
朝夜
75
うん、自分の考えてるブラック企業ってこんな感じでした。読了。今回は工兵と室見さんがドナドナ売られて他社へ常駐勤務になる話。ほぼ軟禁状態で超不自由な環境で終わりのない作業を永遠と振り分けられるとかストレスがマッハですよね-(虚ろな目 梢さんのヤンデレ具合もだいぶキマってきていましたが環境が真っ黒なので梢さんが少しオアシスに感じられた辺りがかなり末期ですよね(マテ 倒れるまで働いた室見さんでしたがやられてばかりではなくキチンとやり返した所が素敵でした。次回への引きも気になるので続きも楽しみです。2014/02/12
よっち
44
運悪く炎上案件に巻き込まれて客先常駐にさせられてしまった工兵と立華。終わりの見えない炎上案件に関わると難しいことになりがちですが、それ以上に外界との連絡手段や接続も遮断され、全貌も見えないまま終わりのない作業を続させられるというのは、想像以上に厳しいですね。今回はたまたま藤崎の知己で解決手段を持った貝塚という突破口があったから脱出できたものの、そもそもの話自体が権力闘争の駒として使われただけというね。。。ただこういう権謀術数に振り回されて不幸な人が生まれるという構図は、残念ながらよくある話なんですよね。2014/02/08
Yobata
33
今回の工兵達は、藤崎の元勤務していた大企業の常駐業務をすることに。しかしそれは想像を超える過酷な業務で、セキュリティで雁字搦めの不条理,理不尽,不自由な仕事だった。工兵達は戦い抜くことが出来るのか?ついに来ました社内派閥の政治対決。さらに奴隷商売。まぁこの二つを描かなかったら現在の仕事の実態を描き切ったとは言わないよねwまぁこんな話でハッピーで終わる訳なくかなり重い話に…。頑張れ工兵!今のままで立派な社畜として生き抜いてくれwあぁあと、梢さんが相変わらずやばかったw2012/12/05
中性色
32
ただの残酷。今回は客先常駐。といっても工兵と同じくピンとこない内容ではあったけれど。そのためか、藤崎さんの昔話の方が興味深い。あと前巻の話の絵はそんなところに……。ただ、今回は環境内的にも登場人物的にもミニマムだったので、いつもの偶のコメディ的要素が薄めなのは微妙かな。結局あの人が持っていくんかい。個人的には梢が好み2017/04/28