出版社内容情報
著者が青山学院大学と明治学院大学で担当する講義をもとにして作成された「情報と職業」の教科書。
「情報と職業」は高等学校「情報」の教員免許取得に必要とされる大学専門科目として多くの大学で開講されている。その受講者は教員免許の取得を目指す学生から情報通信業界への就職を目指す学生まで幅広い。教員のみならず企業に就業することも視野に入れた、情報と職業のかかわりを解説した教科書が必要と考え、本書を作成した。
「情報と職業」の講義用に編集したものであるが、情報の取扱いや情報を特に扱う職業についても解説しており、他の関連する大学での講義でも教科書として使用できるものになっている。青山学院大学や明治学院大学以外でも、神田外国語大学・関東学院大学・中央大学・東京理科大学・文教大学・武庫川女子大学における情報に関する講義で教科書や参考書としての採用が予定されている。
14回で完結する大学講義を想定し、全14章で構成されており、章末には演習問題を設けた。この演習問題をはじめとして、大学での教科書としての利用のほかにも、情報や職業について学び直す手引となるように工夫してある。
目次
情報社会とその展望
情報通信産業と情報通信戦略の展開
情報と産業
企業組織と情報
経営情報と情報システム
情報システム開発の前段階
情報システムの開発プロセス
情報通信社会とリテラシー
情報にかかわる仕事と職種
情報にかかわる人材に求められる知識やスキルとその育成
情報セキュリティにおける脅威と対策
プライバシーと個人情報
知的所有権と保護と利用
デジタルデバイドの解消からインクルーシブデザインへ
著者等紹介
本田正美[ホンダマサミ]
関東学院大学経済経営研究所客員研究員。青山学院大学、茨城大学、神田外語大学、文教大学、東京理科大学、明治学院大学などで非常勤講師を務めている
中野邦彦[ナカノクニヒコ]
東京大学大学院学際情報学府(社会情報学専攻)博士課程修了。博士(社会情報学)。現在は武庫川女子大学社会情報学部准教授。第35回テレコム社会科学賞奨励賞、2022年度社会情報学会優秀文献賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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