内容説明
日本の住宅が世界の建築水準を超えた「ブローボックス」誕生物語。1972年、日本の車は排ガス低減(マスキー法クリア)と燃費で米国を追い抜いた。そして2023年、住宅後進国日本の住宅は、全館温度湿度均一、空気清浄、低冷暖房費で欧米の住宅を超えた。
目次
第1章 「人を健康にする空気」がある家づくり(WHO(世界保健機関)の基準を満たさない日本の家
「住宅とは何か?」求めるべきもの ほか)
第2章 海外の研修(アメリカの住宅産業から学ぶこと;アメリカ住宅会社の事業経営 ほか)
第3章 私の道程とイシカワの歩み(理想の生き方;私の道のり ほか)
第4章 「ブローボックス」の基本的構想(地球温暖化と林業;有害物質減のために「木の家」を ほか)
第5章 未来の住宅と住宅産業はどう変わるか(財産としての住宅;長く住める家を作る ほか)
著者等紹介
石川幸夫[イシカワサチオ]
一級建築士。宅地建物取引士。株式会社イシカワ代表取締役。1947年、新潟県生まれ、日本大学卒業。卒業と同時に、16才の時亡くなった父の設立した株式会社イシカワの代表取締役に就任する。以後、木造注文住宅をビジネスと建築工学の面から科学的に研究し、新潟県NO.1の着工棟数を達成する。「本当の住宅とは何か」というテーマの中で、人は一日24時間の内、半分は家の中におり、一日20kgの空気を体に出し入れするが、この空気こそが人の健康を作ると提唱する。トイレ、洗面、家の隅々まで全ての部分で温湿度が全館均一になり、且つ、建物内の感染症、ウイルス、人を癌にするという揮発性有機化合物(環境ホルモン)等を99.99%光触媒で減衰する「ブローボックス」のシステムを考案し、現在、国際特許申請中である。建物は「空気を入れる箱」、その空気が「健康」でなければ、人は健康になれず豊かな人生は送れないと主張し、日本発信、世界に向けた提案をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。