内容説明
クローン病は根本的な治療法がない難病であり、治療薬がなかった時代には食事の成分を制限する栄養療法が治療の主体であった。時は流れ、医者も患者も有効な薬物療法に頼りがちな近年、忘れかけていた栄養療法の重要性を再確認させられる症例報告である。
目次
発症から現在(内視鏡的寛解)に至るまで
クローン病になった原因について
生物学的製剤ステラーラをやめる決断をした理由
退院後1週間の食事内容
クローン病対策(1) 栄養療法
クローン病対策(2) 食事療法
家族と食べるいつものご飯
IBDとおやつについて
IBDとグルテンフリーについて
買ってよかった調理器具
IBDお役立ち情報
内視鏡的寛解からその後―あとがき
著者等紹介
森重由紀[モリシゲユキ]
専業主婦。福岡大学卒業後、ヤマハ音楽教室の講師に。趣味はダンス(ヒップホップ)、韓国ドラマ鑑賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mocomoco
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治らないとされている潰瘍性大腸炎、クローン病の寛解維持のために科学的根拠に基づいた栄養療法、食事療法を紹介している本。その他、生物学的製剤をやめる決断をした経緯、IBDのレシピ、買ってよかった調理器具、IBDのお役立ち情報や、患者家族の気持ちなどが書かれています。とても参考になりました。2024/02/01
シュウヘイ
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クローン病の息子さんのためにかなり勉強されたお母さんの書籍 若い人の疾患で理想的な食事療養をすることで調子は良くなる可能性を探る 継続することの難しさ2024/02/15