内容説明
福祉の仕事をする上で、本当に大切なものってなんだろう?知識、技術、利用者とのあたたかな気持ちのやりとり…。「いい支援とは何か」を福祉業界で10年以上問い続けてきた著者が見出した、ひとつの答えとは。
目次
第1章 福祉に出会う(きっかけ―街と「死」の関係性から考える福祉;学童―教科書通りにはいかない;つまずき―怒ると叱るは違う;過去回想―支援の歪みは成育歴から;進路選択―就職先に学童を選ぶ;研修―子どもの権利)
第2章 児童福祉から障害福祉へ(再始動―学生時代の問題意識を抱えて;知的に障害があることを踏まえて;「自立」と「幸せ」;「ただの他人」から支援は始まる)
第3章 支援の在り方を探して(支援者はなぜ必要なのか;支援者は眼になろうとしている;「やってあげること」が支援なのか;支援における価値観とは;福祉という会社、支援者という会社員)
第4章 「児童」と「障害」の領域を超えて(幸せな生活とは;グループホームについて;作業所について;放課後等デイサービスについて;三事業所から福祉について考える)
第5章 福祉の可能性を探して(社内―社員の悩みを聞くようになって;自分―支援のつまずきを機にカウンセリングを受ける;社外―SNSで悩みを相談するようになって)