内容説明
脳の不思議、こころのフシギ、病のふしぎ。精神科医ドットーレと学生パスカルが、扉を巡るたびにほどけていく謎と、深まる謎と、可能性。統合失調症的世界と文化の関係とは果たしていったい…?読み終えた時、きっと精神科病院のイメージが変わります。
目次
プロローグ
1章 脳内世界の部屋
2章 妄想世界の部屋
3章 治療の部屋
4章 ドットーレの西洋見聞録
5章 精神科医療の社会学の部屋
6章 ドイツ・ウルム市からやってきたUKE―Ulmer Kammer Ensemble
7章 杜のホスピタルの部屋
8章 コンサートの部屋―楽しく音楽おもしろ人形
9章 リアルの杜のホスピタル
終章 Concert of Dreams
著者等紹介
〓坂要一郎[タカサカヨウイチロウ]
1947年高知県生まれ。精神科医。北海道大学医学部卒後、同大学精神医学教室入局。博士論文“Movement‐related cerebral potential in schizophrenics”にて招聘され、1985年、西ドイツ、ウルム大学神経生理学部門で科学研究員となる。1987年帰国。高知医科大学神経精神科助教授、高知県立芸陽病院院長、細木ユニティ病院院長を経て、現在、杜のホスピタル院長・理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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