内容説明
世紀の前半には、世界の枠組みの大変革が起きる。20世紀の前半には、勃興するドイツが袋叩きにあい(第一次、第二次大戦)、5大国(仏・露・英・日・米)入りしていた日本が、敗戦国となり(大東亜戦争)、軍事占領された。今世紀の22年、2大強国が、戦場をウクライナに定め、ついに激突した。これから起きる世紀前半の世界政治・経済・軍事・情報の枠組みの大変革をあらゆる組織、機関、国から自由な著者が、ときにチャートで素猫し、過去の真実、現在の正確な姿を、グラフで活写していく。
目次
第1章 予測の振り返りと2023年以降の世界情勢
第2章 80年周期の大動乱が始まった
第3章 ウクライナ戦争がもたらす世界の破局
第4章 インフレ時代における投資の本命は貴金属
第5章 アメリカの衰退
第6章 中国経済の失速
第7章 日本経済停滞の主因は人口収縮
第8章 2023~24年の株価とインフレ(債券)はこうなる
第9章 2023~24年の為替はこうなる
著者等紹介
市岡繁男[イチオカシゲオ]
相場研究家。1958年、北海道生まれ。81年一橋大学経済学部卒業後、住友信託銀行(現三井住友信託銀行)入社。支店や調査部を経て、87年から資産運用部門で勤務。96年に同社を退職後は、内外金融機関やシンクタンクで資産運用や調査研究業務を務めた。2018年に独立し、現在は著名な公益財団法人や金融機関の資産運用アドバイザーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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トダ―・オートマタ
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本書は著者が今まで書いたコラムにグラフを追加して説明をしている。本書では欧州を震源地とする金融危機が勃発すると予測をしている。 さらに米国の衰退、中国経済の失速と二つの大国の危機があると書いている。 ただ、米国については新型コロナによる問題が多い気がするので、米国はコロナ禍が収まればもとに戻るかなと考えてしまう。 中国の民間債務のほうは、日本のバブル期に匹敵するらしいので、それが崩壊すれば世界経済の影響は大きいらしい。 余談だが江戸時代にも少子化問題があったらしいが、その時も失敗している。 2023/01/12