内容説明
古代メソポタミア・古代エジプトに端緒を開いた人類の自然科学的思考、その精髄は古代ギリシャの偉人たちによって更なる開花を見せ、哲学の一部門としての自然学(自然哲学)として発展していく。本書では医学の発展の歴史はもちろん、その理解のために必須となる古代ギリシャ文明の諸要素を豊富な図版とともに総合的に解説する。
目次
科学の概念:古代ギリシャにおける自然学(自然哲学)と科学(自然科学)
人類の誕生と文明の形成及び身体的発達と疾病
古代メソポタミアと古代エジプトの「2大文明」と「医療」
古代ギリシャ文明の始まり
古代ギリシャ(アルカイック期)における「自然」の発見と自然学(自然哲学)の確立
古代ギリシャ「古典(クラシック)期」の倫理学と自然学(自然哲学)
古代ギリシャ「古典(クラシック)期」における医学、医療
古代ギリシャ「古典(クラシック)期」の文学及び芸術
ヘレニズム時代の自然学(自然哲学)と医学、医療
ヘレニズム時代末期からローマ時代初期のギリシャ医学諸派
ローマ時代初期のギリシャ医学
エピローグ
著者等紹介
梶原博毅[カジハラヒロキ]
1938年広島県に生まれる。2002年~2008年広島県立大学教授を経て、現在広島県医師会腫瘍登録室室長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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