出版社内容情報
Pershing S 水観[パーシング エス ミズミ]
著・文・その他
内容説明
科学技術の花開く夢の世紀と期待されて幕を開けた21世紀、そこから20年を経た今、日本は、そして世界も、期待からどんどん遠退いて行くとしか見えないのは何故?畢竟、文化文明史とは、淀む一方のヒト共の知恵の流れを辿るもの、科学史とは、ヒト共に退化をもたらす、知恵の悪あがきの積み重ねを辿るもの。悲しいかな、そこに通底するおかしな法則、進歩とは退化に同義!歴史は先ずは裏から見るのが、そこから学ぶに正しい姿勢というものか。シリーズ5巻の本書では、アメリカ合衆国建国の裏面史に学びつつ、現代の巨頭、アメリカ合衆国と中華人民共和国の今を俯瞰する。
目次
前編:北米建国の裏面史に見る汚点―先住民族殲滅と奴隷貿易(闇より出でて闇に入るか―北米新世界の船出のそもそも、そこにあった、自らによる自らのための自らの国家建設とは!;フロンティアスピリッツの裏―建国の過程に見る必然的背景、信仰義認説に立つは是か非か?信仰の要不要論議に軍配無用とするは非か!;犯罪大国アメリカと評される裏に!―暴力社会と化した現アメリカ社会、それを後追いする日本社会の、軟弱極まる基盤構造 ほか)
中編:社会主義は幻影か―社会主義思想に潜む自己崩壊因子、異あるならば自然則に学ぶべし(パックスチャイナは自己崩壊因子放出のトリガー―中国共産党倣独裁政権下の新社会主義に見る仰天の行動原理!佐久翁の訃報に走る田部満、地雷を踏んでSOS;万里の長城に昇る朝日―弾圧に苦しむモンゴル自治区の民に、佐久翁の魂が献上する特大の助っ人、SOSに応える小松原真人渾身の策、テミストライアングル;水より薄いは誰の血ぞ!―オルドス高地に上がる花火はサイバー戦線布陣完了の蜂火 水より濃くてこその血と自覚する民は強し!佐久翁生きての便り! ほか)
後編:深遠なる自然則に沿うべくも無し、嗚呼!―宇宙航海時代は人類滅亡史の幕開け?(狂い始めた人類社会の歯車―人間性喪失の元凶は?前途あるチベット出身兄弟の運命を狂わせたものは?;コールドハート、出陣あれ!―人工知能テミスを盾に、トライアングルを矛にする、科学者チームコールドハートは無敵?;狂宴の跡―目を剥くコールドハート現地メンバー、これ見よがしな施設標識、アメリカ人生科学者! ほか)