感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みずほ
2
★★★★★ アマゾンで古書購入。2009年、八画出版部発行の珍本。現在では現存する秘宝館は熱海秘宝館だけとか。ここに掲載されている秘宝館・珍スポットも現存するものは少ないだろう。秘宝館は昭和中期に生まれた日本人のエロ文化であり、地元民にすら忌み嫌われた(可哀相に…田舎ならそんなもんかもしれないが)日陰の隠花植物のような存在。温泉地にも多かったが、男性の団体客が減り、女性客が増えるにつれ消えていく運命となった。日本に今だに残る奇祭をみると昔(江戸時代まで)は日本人は性におおらかだったのだとわかる2024/11/27
永倉
1
写真が多く、自分が秘宝館を旅してきたように思えるほど。ただし、10年前の本なのでどうやら調べたところ現存する秘宝館としてこの本に載っているところはもう今は潰れてしまっているものが多いらしい。平成というひとつの時代が終わろうとしているが、こういった産業の歴史や文化は廃らせないで欲しいなと思った。2019/03/24
チョビ
1
秘宝館、何故存在し、今では廃墟スポットとして一世風靡中。うーむ、同じ廃墟でも敦煌やらは歴史的価値があると呼び、何故秘宝館はマニア向けと位置づけられるのか、嗚呼、まったくをもってわからん。2011/05/16
安眠練炭
1
既に閉館した館のルポなど充実している。でもなぜか男女秘宝館に関する記述がない。2009/08/16
ekura
0
秘宝館の濃い世界が堪能できる一冊。しかし性神・性祭系の記述には誤認や偏りがある。そうしたかたよりの原因にはおそらく、通説のレベルをこえる参考資料がないという事情もあるのだろう。民俗学がこの分野できちんと仕事してないって証拠かもしれない。2010/02/27