内容説明
ベトナムを中心としたアジアの最新情勢を元大使がわかりやすく解説!より深いアジア理解へと導く全53編の論考集。民族固有の考え方や生き様・歴史的背景・各国間の地域的な結びつきをふまえ目まぐるしく変転するアジアの動向を分析。
目次
第1部 今のベトナムとアジアを考える(もう一つの「拉致事件」―23年ぶりに「里帰り」したベトナム人女性を待ち受けたもの;ベトナムを揺るがした「ドンタム百姓一揆」;韓国で相次ぐベトナム人妻の殺害事件 ほか)
第2部 ベトナムとアジアの過去と未来(「ベトナム戦争世代」の読書遍歴;天皇陛下のベトナムご訪問―「戦後」を終わらせる旅;チョン書記長の権力強化とベトナムの中国傾斜 ほか)
第3部 巻末付論(海の向こうから見た「明治維新」;民主主義の下における政治と外交)
著者等紹介
坂場三男[サカバミツオ]
元ベトナム駐箚特命全権大使。1949年、茨城県ひたちなか市生まれ。1973年、横浜市立大学文理学部文科を卒業後、外務省に入省。フランスで語学研修した後、インド、フランス、エジプト、米国(シカゴ)などで勤務。外務本省では大臣官房総括審議官、中南米局長、外務報道官などを歴任し、2008年から2010年まで駐ベトナム大使を務める。2014年、駐ベルギー大使・NATO日本政府代表の任を最後に外務省を退官。2015~17年に横浜市立大学特別契約教授。現在はMS国際コンサルティング事務所の代表職とともに複数の一部上場企業において社外取締役、顧問、2017年から法務省・公安審査委員会委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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