内容説明
肺ガンで余命宣告されつつ、嫁さんは抗ガン剤を使わず10年を生きぬいた。これは、ガンとの闘いで「生き方」を学んだ夫婦の記録である。
目次
第1章 肺ガンの宣告から(嫁さんのガン闘病記;病気の経緯;肺ガンで余命1年が10年間も生きられた理由;ガン告知と手術;抗ガン剤が効かない ほか)
第2章 嫁さんと歩んだ道(嫁さんとの出会いと運命;その後の話;結婚についての考え方;墓参り;夢 ほか)
著者等紹介
加藤政行[カトウマサユキ]
1948年(昭和23年)愛知県幡豆郡(現在西尾市)吉良町に生まれる。大阪府立大学大学院(工学研究科)博士課程満了後、1978年、三菱自動車に入社。愛知県岡崎市にある乗用車技術センター(開発部門)で主に開発車の振動騒音(NVH)低減を行い、音の低減の難しさを知る。退職前の約10年間品質関係(主にIQSの分析業務)に携わり、分析業務の面白さを知る。2014年、66才で退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぱんぷきん
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本書で一番記憶に残るのは10年で6000万近くかかったというくだり。芸能人でもがん治療は一般人と同じという意見を聞くことも多いが、標準療法以外のものを求めると金がなければ受けられない治療法もあるのは事実だと思う。BAK療法は本書を読んで初めて知ったが、元々ガンセンター内で研究されていたということもあって、民間療法に比べると信用度は高く見える。著者の配偶者は10年生きて、辛い治療も経ることなく亡くなっているので、理想的な闘病生活と言えそう。後半は名所等の観光記録のため、闘病記としては1章のみで十分だろう。2024/02/12