内容説明
フィルボルグ帝国の皇帝を討つため、異世界混成部隊は、最強戦闘ヘリの援護を受けながら帝都中枢で決死の潜入作戦を展開していた。そんな折、難攻不落の皇城の門を打ち破らんと、ついにイージス艦“いぶき”に残された最後のトマホークが発射された。その弾丸は狙い違わず城門に命中。鉄壁の守りを突破した久世啓幸率いる精鋭達が、次々と城内へ雪崩れ込んでいく。一進一退の攻防の末、帝国が誇る強敵・階位将軍達との戦いに、からくも勝利を得た彼らは、ようやく皇帝が座する玉座の間に辿り着いた。一方その頃、帝国から遙か北の海上に、突如として謎の島が浮上する。だがそこに、世界を破滅に導く“最凶兵器”が隠匿されていることを知る者は、誰もいないのだった―。自衛隊全兵力投入!熱核爆弾で異世界消滅の危機!?最終決戦は泥沼の大混戦へ!
著者等紹介
浜松春日[ハママツカスガ]
九州出身。高校卒業後、航空自衛隊に入隊。退職後、高校時代にネット上にて連載していた作品をリメイクした「ルーントルーパーズ~自衛隊漂流戦記~」にて出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よちたか
3
異世界自衛隊ものとしてスタートしながら、終盤は主人公久世のヒロイックファンタジーの要素が強くなりすぎた気がする。同じ設定のGATEがあくまで一自衛官としての物語だったのに対して、主人公の存在が重くなり過ぎてしまい、セカイ系のようなラストになってしまった。自衛隊無双から物資不足や戦死者発生で苦境に陥る展開は読み応えがあったが、ジリ貧の状況を個人の英雄譚で解決しようとした方向性が失敗だったと思う。結局上手く使いきれなかったキャラ(久世の女性上司が典型)も目立ち、もう少し頑張りましょう、というのが最終的な感想。2018/07/16
yasu_z2
2
だんだん最後の方になるほど尻すぼみでつまらなくなってきた感じでした。2018/09/29
fap
1
時の流れは残酷である。 反面優しくもある。 十分な威力を持つ兵器を運用すれば、どんな過程を経ても結果は変わらない。 後半の投げ出されっぷりはなかなかのバッドエンド感。 このまま自分だけの幸せに浸るかと思いきや英雄の帰還である。 世界の選択はちょっとわがままだな。 2020/03/13
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