内容説明
かつてイギリスの叡智的期間が西欧三千年の歴史を通して何が最も貴重な古典であるかを広く世に問うたところ、それは断固としてプラトーンのこの『国家』篇だという答えであったとか。この第二分冊は『国家』篇の白眉である第五巻から第七巻までを収めます。「哲学者が王であるか目下に権力者だと呼ばれている者が真正に哲学するのでない限りはこの世の不幸は止まぬのだ」とする所謂“哲人王”の思想の表明を受けて「哲学者とは何者なのか」「哲学者は何を学ぶのか」ということが議論されます。
目次
国家編第4巻
国家編第5巻
国家編第6巻
著者等紹介
水崎博明[ミズサキヒロアキ]
昭和14年福岡市に生まれる。昭和41年九州大学大学院文学研究科西洋哲学史専攻修了。日本西洋古典学会会員。福岡大学人文学部名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。