内容説明
オタク自衛官伊丹耀司二等陸尉(現一等陸尉)の活躍により、日本と異世界(特地)とを結ぶ『門』は無事、再開通を果たした。国際社会における『門』独占の優位性を保持したい日本政府は、自衛隊を動員して特地住民との更なる穏当な関係性を築くべく引き続き政治や地勢の調査に注力する。海上自衛隊の江田島五郎一等海佐、そして彼の部下であり元凄腕料理人の徳島甫二等海曹の二人も、調査任務を帯びて特地の各国を回っていた。そんなある時、江田島と徳島に対し、特地碧海に列なる諸島で拉致された米国籍ジャーナリストの奪還に関わる特命が令された。さっそく二人はおやしお型潜水艦『きたしお』に乗り込み、異世界の海に船出する。だが、碧海周辺は列島諸国と海賊とが群雄割拠する混乱の渦中にあった―。
著者等紹介
柳内たくみ[ヤナイタクミ]
自衛官を経験した後、2006年に自営業を開業。本業に従事する傍ら、インターネット上で精力的に執筆活動を展開し、2010年4月、「ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 1.接触編」で出版デビュー。シリーズ累計420万部のミリオンセラーとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koning
32
昨日駅ナカ本屋に積んであったのでうっかり買う。今度は海自なんだけど、江田島一佐が料理人2曹、徳島くんを使ってという話になるみたい。つか、潜水艦は運び込めたのか(笑)。とりあえず導入部ということで海賊とか弱小国の戦乱とかが渦巻く海域ですよーということみたいで、普通に海洋冒険小説的あれこれもあって次楽しみにしてましょう。2017/07/22
Susumu Miki(Dik-dik)
12
SEASON1(無印)が「陸のGATE」なら、SEASON2は「海のGATE」。外伝からの江田島一佐に加え、伊丹に代わる主人公格として徳島甫(とくしま はじめ)二曹が登場。特地側の碧海における現代的な潜水艦戦と特地式の前近代的な海戦のシーンは見どころありますね。特地側の風習も、これまで外伝で少し出てきた程度の海洋国家の様子は基本的には内陸国の帝国本国とはだいぶ違った趣きです。無印のメインキャラは、名前がたまに出てくる程度で基本的には出てきませんので、気分一新で読みましょう。2018/06/04
ランタン
10
うーん、まあ面白かったけどこっちとしては自衛隊TUEEEを読みたいんだよなあっていう。2018/07/03
依音@いおん
8
柳内先生!海の臨場感ばっちりでしたよ!!٩(ˊωˋ*)وシーズン2、嬉しいですねー!天才的な料理の腕の持ち主であり、多分シーズン2のメインヒーロー的な印象の徳島君も勿論魅力的なのですが、私はもう一人の主人公?の江田島さんがお気に入りですwシーズン1にもいらっしゃいましたよね!今回は徳島君がフラグをたてた感じで次巻へ続く、かしら??w今後シーズン1の他のメンバーとか登場しないかなぁ??2017/09/22
えるまぁ
8
ゲート新章発動。陸で不遇をかこっていた江田島サンが主役、部下の徳島と共に拉致された米国ジャーナリストの身請けに向かうが・・・。新規登場の徳島は海自の給養員。そう、海といえばコック!!w期待せずに居られようかww 24隻が列を組んで帆走する姿に高揚する江田島さんの気持ち、わかるわー。きっと目をキラキラさせて子供のような顔をしていたんだろうなぁ。24隻対海賊15隻の海戦の行方は?そして・・・で、続くのか。この厚さで!? 異世界の海自物とはいえホーンブロワー的展開がわくわくでした。続巻も期待。2017/09/03