内容説明
医学のメッカ・サレルノで生まれた中近代ヨーロッパのベストセラー『サレルノ養生訓』をラテン語原典から訳出し、その基本となるヒポクラテス医学の特質をギリシア哲学との関連からユニークに解説。「人間本来の自然を知り、自然に立ち返る」―医療の原点がここにある!
目次
第1部 『サレルノ養生訓』(サレルノ;『サレルノ養生訓』について;翻訳『サレルノ養生訓』)
第2部 ヒポクラテス医学(ヒポクラテス医学における4体液説;ヒポクラテス医学の哲学的背景)
付録1 ヒポクラテスとバイオ・ダイナミック農法(読者のみなさんへ;R・シュタイナー:バイオ・ダイナミック農法;ヒポクラテス:芳香植物の燻蒸療法)
付録2 『サレルノ養生訓』のラテン語原典
著者等紹介
大槻真一郎[オオツキシンイチロウ]
1926年生まれ。京都大学大学院博士課程満期退学。明治薬科大学名誉教授。2016年1月逝去。科学史・医学史家
澤元亙[サワモトワタル]
1965年生まれ。現在、明治薬科大学・防衛医科大学非常勤講師。博物誌・医学書の古典翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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