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内容説明
英語に上手く訳せないことでわかる日本語に込められた本来の意味と日本独自の文化とは?厳選した「24の日本語」が秘めた伝統的な日本の文化とその真意。英語に訳せない言葉にこそ日本人の言葉と心が見えてくる。
目次
第1章 あいさつの言葉に隠された温かな思い(いただきます;ごちそうさまでした ほか)
第2章 何気なく使う言葉に含まれる「和」の心(失礼します;すみません ほか)
第3章 日本人の心に根ざした言葉(ご縁;つまらないものですけど ほか)
第4章 日本文化に育まれた奥深い言葉(合掌;さりげない ほか)
著者等紹介
大來尚順[オオギショウジュン]
浄土真宗本願寺派大見山超勝寺僧侶。翻訳家。寺子屋ブッダ理事/講師。1982年、山口県生まれ。龍谷大学卒業後に渡米。米国仏教大学院に進学し修士課程を修了。その後、同国ハーバード大学神学部研究員を経て帰国。僧侶でありながら、講演や執筆、通訳や仏教家関係の書物の翻訳なども手掛け、活動の場を幅広く持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
36
いただきます、は、I am so sorry for taking your life and greatly appreciate receiving your life.(16頁) こつこつ、は、steadily, untiringly, laboriously, a little by little, step by step(132頁)。 2017/11/09
水月
7
海外留学・海外の仕事を通して、僧侶である著者が「訳せない」と感じた言葉の深淵を仏教用語を絡めて紹介するもの。もちろん、英語で一言でそれと対になる言葉はなく、訳語として利用されているものでもニュアンスとしてもっと違うものがあるのではないか、というような、経験と気づきから書かれている。日常語の中で、これだけ習慣等の違いがあるのだと思うと、異文化交流の必要性は、近年いや増していく。日本人の好きな言葉をアンケートに取ったら、選ばれそうな言葉だった。2018/05/04
カエル子
4
結論から言うとちょっと説教じみているけど笑、英語(外国語)をきちんと日本語にしよう(あるいは逆)と思ったら、まず母国語のほうをしっかり理解しないとならない。若かりし頃、通訳目指して勉強を始めたときに先生に言われたことをはっきりと思い出しました。それと、日常語とおもっている表現の中に仏教語に由来するものが実に多いということ。日本語を話す以上は、知らずに仏教に触れているということなんだよな、というのも忘れがちなことの一つ。これからも日本語の本をたくさん読もう!2018/12/06
キンセンカ
4
普段何気なく使っている言葉の本当の意味を理解してこそ、言葉の持つ力が生かされるのだなぁ。2017/06/25
ふも
3
英語と日本語と仏教。ある日本語を英単語に訳して、その英語を日本語に戻そうとするときに、最初の日本語に戻らないなと感じることがある。その違和感を著者が仏教用語を交えながら解説している。自分の母国語をこんな風に解き明かしていくと、いかに自分が言葉を深く考えもせず使っているか実感する。こうやって日本語を学び直すことはとても楽しい。2021/03/10
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