内容説明
瞬間記憶能力を持つ平民少女カグミ。実家で平和に暮らしていた彼女は、ある日一年間の王宮勤めを命じられてしまう。しかも、出仕してみれば王宮内の陰謀に巻き込まれ、腹黒王子に目をつけられた!カグミは自分の身を守るためにも、王子と陰謀を阻止することになって―
著者等紹介
安芸とわこ[アキトワコ]
元・書店員。安芸のPNで、Webにて小説を公開。「神は祟る」にてアルファポリス第3回ファンタジー小説大賞を受賞。「愛してると言いなさい」で出版デビューに至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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瀧ながれ
23
いくら優秀だからって、入ってきたばかりの平民を、いきなりそんな奥の仕事に就かせるものかしらてのと、第三とはいえ王子さまが、そんなほいほい歩きまわってていいものかしら、そのうえヒロインの礼儀作法がガタガタすぎるのだけど許されてていいものかしら、などなどひとつふたつに収まらない疑問を抱きながら読みましたけど、物語そのものはとても魅力的でした。速読多読なうえ書物に関しては記憶力が超人的で、筆跡を見分けられて真似できるヒロインの活躍が、本好き筆記好きのにはとてもおもしろいです。簡単に恋愛に持ち込まないのもよいな。2017/08/22
宇宙猫
17
★★★ フォトグラフィックメモリの持ち主カグミが王宮の上司である王子のもとで大活躍する話。「薬屋のひとりごと」の劣化版。王宮にスカウトされた経緯や主人公が天然過ぎるところにリアリティが無さすぎる。2017/12/06
粋
7
こういう特殊能力ものって好きで、かなりその能力を使っていたので面白くて楽しめた。しかし、カグミの出生、色が見えない理由とか、イシュアンとの関係とか色々気になる点が残り続きってあるのかしら。リガルディーの魔法士っていう設定も結局使いどころがなかったし、ここで終りは勿体ないな。個人的にはカグミの能力の奪い合いの事件とか読んでみたかったし、もうちょっと恋愛要素がほしかった。2022/12/19
なかちゅう
3
回収されてない伏線多数で、続刊予定ありか? 恋愛というより司書による判じ物の様相。王宮という場所において、なおかつ明確な階級制度があるのにフランクすぎるところが気になったけど、それもまた面白みなのかな?2017/12/05
みく
1
これは続編ありなのかな?個人的にはダーヴィッドとルケスが好き。2018/03/10
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