内容説明
「焦らないで、悩まないで、だいじょうぶ。子どもは子どもらしいのがいちばんよ」――名作絵本「ぐりとぐら」の生みの親は母であり、数多くの子どもを預かり育てた保母でもあった。毎日がんばるお母さんへいま伝えたい、子どもの本質、育児の基本。「いざという時、子どもは強い」「ナンバーワンは、お母さん」「がみがみ言いたい気持ちを本で解消」……45のメッセージを収めた、心がほぐれる子育てバイブル!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
153
無認可保育園で保育士をした後、「ぐりとぐら」の絵本で知られるようになった絵本作家、なかがわりえこさんの子育てエッセイ。お母さんが知らない保育園での子供たちの様子、保育士として子供に教わったこと、自身の子育てのこと、絵本の選び方と読み聞かせ方、子供にとって「いいお母さん」とは?など、「子育ての専門家」としての意見が参考になる。子育ては、「抱いて」「おろして」「ほっといて」の段階を踏んでいくから、「抱いて」の時期に言いたいことを全部率直に伝えておくべき、という指摘はもっともだなあと思った。2016/09/17
ぱんにゃー
105
【「ぐりとぐら」の著者です】 『読み聞かせという言葉には「読んで聞かせる」「言って聞かせる」という感じがあって好きになれない。そこで「子どもと一緒に読む」と表現します』 読書という習慣の全く無い我が家では前者だったなぁ(汗)。今、自分は読メのおかげで楽しんで読んでいます。 将来、孫と一緒に楽しめたらいいなぁ(^ω^)2015/04/25
パフちゃん@かのん変更
93
一年生の教科書に出ていた「くじらぐも」の作者でした。17年間の保母経験や、一人息子の子育ては決して経験豊富とは言えないが、さすが「いやいやえん」や「ぐりとぐら」の作者。感性が豊かです。みどり保育園は毎日お弁当持参で、子どもが外に出て行っても分からなかったり、園便りや連絡帳もないというのは今だったら支持されにくい経営だと思うけれど、小さな保育園ならば可能かもしれない。型にはまった管理主義ではなく、子どもの心に寄り添った保育や子育てが出来るのが一番ですね。現代では難しいけれど。2015/08/17
ゆみきーにゃ
84
娘がお昼寝したタイミングで読み始め読み終えたと同時に娘起床。いつもニコニコ母ちゃんでいよう!そして沢山の愛情を声に出して伝えていこう!子どもが本当に大好きで保母さんのお仕事に誇りを持っていたことがすごく伝わり、読んで良かった。2022/04/29
itoko♪
64
子育て真っ只中のお母さんには『育児の教科書』、そして子育てを一段落した私にとっては『育児を振り返る本』として楽しめる作品。目次の索引を読むだけでも、言葉が響いてきます。【よその子と比べないで自分と比べて。自分より出来たら、それで満点、合格です。】うん、うちの子達も、私より出来ることいっぱいある。ヨシヨシ!2015/08/29
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