内容説明
俺ぁ真内零。神とかいうメガネの兄ちゃんに、異世界っつーとこに転生させられ、世界を救った。…だけどよぉ。また神が来て、今度は精霊達が増えすぎて世界がやべぇから、どうにかしろって頼まれちまった。早速動き始めたんだが、特に異常は起きてねぇ。どうなってんだ?とりあえず、情報集めにあちこち回るか。で、ダチのグス公やアマ公たちと旅に出たら、ゼリ湖のサハギンがおかしいって話を聞いた。サハギンってなんだ?歩く魚?いや、魚は歩かねぇよ。行ってみると、手足の生えたでけぇ魚が出現。暴れてるが、あれがサハギンか。食えるのか?うお!アマ公の奴、いきなり雷魔法をぶっ放しやがった…と思ったら、サハギンの左目に魔法が吸い込まれた!?アマ公も皆もどういうことだって騒いでる。もしかして、これが異常ってやつか?なんだかよく分かんねぇが、上等じゃねぇか!おし、やるぞてめぇら!
著者等紹介
黒井へいほ[クロイヘイホ]
アルファポリス「第8回ファンタジー小説大賞」に『ヤンキーは異世界で精霊に愛されます。』で参加し、書籍化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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fap
1
本編があって脇道にそれることもあるけれどゴールに向かって前へ進む話作り、ではない。 途中途中に関係なさそうな出来事が挿入され、最後の場面に伏線として現れるかと思ったがそんなことはなかった。 1話数ページの中に、必ずしも山場とか綺麗なオチとかを用意する必要はないんやで。 妖精たちの裏側を書いた番外編は、それほど黒くなかった。 妖精にとっては熾烈な戦いであるけれど、外から見るとほんわかした内情である。2017/06/17
朱鷺鵜鷺
0
前回で事件解決し、新たに出た事件があるもののほのぼのと解決するかと思ったら、わりとガッツリ大きな事件になってた巻。巻末の精霊の生態観察報告書は、読むことにより本編の精霊像がただただ壊れていくので、覚悟が必要2017/05/06
ゆう
0
知りたくなかった、精霊たちの裏の顔…(笑)。 平和のなかにもあんな競争があったとは!2017/01/26