内容説明
ゲゼルが提唱する流通を促進させる減価する貨幣とは何か?アルゼンチンの経済危機を目の当たりにした若きゲゼルが、その閉塞状態の打開を目指した警世のデビュー作!
目次
貨幣制度改革(ゼムジの山の発見;原罪;田舎教師が導く;集会 ほか)
貨幣の国有化(「貨幣」の概念の定義のために;貨幣の価値が依存している諸状況;投機の貨幣価値にたいする影響;貨幣流通の貨幣価値にたいする影響 ほか)
著者等紹介
ゲゼル,シルビオ[ゲゼル,シルビオ] [Gesell,Silvio]
1862年‐1930年。ドイツに生まれる。1886年、アルゼンチンのブエノスアイレスに渡り実業家として成功を収める。その後、ヨーロッパに戻り、実業家としての自らの体験を踏まえつつ経済学の研究を行ない、1916年、主著『自然的経済秩序』を刊行し、自由土地と自由貨幣を提唱する。1919年、バイエルン・レーテ共和国のランダウアー内閣で金融担当相として入閣するが、一週間で共産主義者が権力を奪取し、国家反逆罪に問われる。その後無罪となるが、1930年、肺炎により死去
山田明紀[ヤマダアキノリ]
1956年、北海道に生まれる。早稲田大学法学部卒業。法政大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了(フランス哲学)。早稲田学習教室塾長(英語担当)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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