内容説明
人の命は儚いものだよ。爺ちゃんの戦友も大勢死んだよ。苦しいうめき声を残してな。戦争への道に再びカジを切ってはならない。93歳の歩兵が語る生の告発書。
目次
第1編 盧溝橋事件勃発から第二次上海事変、泥沼の日中戦争へ(盧溝橋事件の勃発;第二次上海事変 ほか)
第2編 信陽(負函の地、信陽;信陽の戦禍と抗日の歴史 ほか)
第3編 敗戦の困難を生き延びて(戦火に荒廃した村々;興南で別れた避難民の逃避行 ほか)
第4編 戦後の祝仏寺再建寄金活動(祝仏寺再建計画)
資料編(静岡歩兵第三四連隊第六中隊木村正次の「孫に与える詩」;市川房枝さんの講演 ほか)
著者等紹介
河村太美雄[カワムラタミオ]
大正10(1921)年8月3日、静岡県榛原郡相良町須々木に父助太郎四男として生まれる。昭和15年3月静岡県立榛原中学校卒業。昭和17年3月東京府豊島師範学校卒業。昭和17年4月東京府東京市油面小学校勤務。昭和18年4月静岡中部第三部隊補充隊入隊。昭和18年7月中支派遣幸3703部隊(歩兵第34連隊)入隊。昭和19年8月久留米陸軍予備士官学校卒業。昭和19年9月中支派遣歩兵第34連隊原隊復帰。昭和20年1月陸軍歩兵少尉に任官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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