帰ってきて欲しかった父―満州・通化事件を追って

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 215p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784434196690
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

内容説明

戦後8年経った夏、中学生の紀代は父の戦死公報をうけとる。「昭和21年2月3日。犠牲死」と書かれていた。遺骨も遺品もない敗戦後8ヶ月経った犠牲死とは…?―紀代は父の死に疑問を抱き、その真相をも求めて「通化事件」を追い求める。「第23回北九州市自分史文学賞」受賞。

目次

ルーツを辿って
身近な空襲
戦後の留守家族
祖父の死
母帰る
昭和二十八年に父の戦死公報
父の犠牲死の真相を追って
祖母
叔母(しんきょちゃま)
桃子義母
通化事件を追って
中国側からの資料「彼らはなぜ中国で死んだか」
父の五十回忌
父を恋う子どもたちの詩
満州へ

著者等紹介

熊谷紀代[クマガイキヨ]
1940年旧満州国新京に生まれる。1943年日本に帰国。「ハテナの会」「文芸同人誌筑紫山脈」「女性史研究会」「小郡読書会」「大刀洗平和記念館朗読部会」「ふくおか県翼の会」「久留米ユネスコ」「郷土史研究会」「SNK」(シニアネット久留米)「大刀洗空襲を語り継ぐ会」「七夕おはなし会」各会員。「高松凌雲顕彰会」理事。「くまさん文庫」主宰。久留米連合文化賞受賞(エッセイ・詩)。北九州市自分史文学賞受賞。北九州文学協会文学賞(エッセー部門)大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品