内容説明
新米商人として、日々異世界で頑張っている深澄真です。元竜の巴、元蜘蛛の澪の美女コンビと、新たに元死霊のイケメン、識を従者に加えて旅しています。商人の街ツィーゲを離れ、次なる目的地、学園都市ロッツガルドに向けて出立した僕と識。巴と澪は別行動だから、気楽な男二人旅を満喫中なのです!しかし!とある街でなぜか僕だけ誘拐されちゃいました。攫われる瞬間の記憶は鮮明じゃないんだよなぁ…恥ずかしい。再び意識を取り戻した僕の前に現れたのは、巨大な剣を持った女と謎の少年…どちら様ですか?彼らいわく、これから異世界を揺るがすヒューマンと魔族の争いが勃発するらしいんだけど―いや、僕そういうのに興味ありませんので!お願いだから、ゆっくり旅をさせてくれえぇぇぇぇ!!
著者等紹介
あずみ圭[アズミケイ]
愛知県出身。2012年よりWeb上で「月が導く異世界道中」の連載を始める。一躍人気作となりアルファポリス「第5回ファンタジー小説大賞」読者賞を受賞。2013年5月、改稿を経て「月が導く異世界道中」で出版デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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こも 旧柏バカ一代
16
真が転移魔法でロッツガルトへ移動していたら、突然戦場に拉致られた。犯人は真を荒野にポイ捨てした女神。何も説明をしないでソフィアの目の前にポイ捨て。冒険者最強と謳われるドラゴンスレイヤーに斬りかれる。(表紙のシーン)突然の事に混乱する真。指2本を失いながら何とか凌いで反撃して亜空へ撤退。後日、人類と魔族の戦争に巻き込まれたと知る。襲って来た冒険者の相棒(表紙右上の子供)が打たれたと言われていた上位龍だとも判る。さらに響と智樹の勇者達も魔族との戦争に大苦戦して何とか生き残ってヒューマン側の大敗北で終わる。2021/07/14
sion
8
女神の妨害で戦場に転送されてしまう。そこで魔族についたヒューマン最強の女ソフィアと御剣登場。そこから他の勇者の話になるんだけど、女神に放り投だされてよかった気がする。これから二人にもからんでいくのかな?女神には亜空の事は知られちゃいけないね。2015/10/03
けび
7
本編はずっと戦争で今までになくシリアスな話だった。つまらなくはないんだけどこの話に求めてるものとはちょっと違ったなと。従者の人たちもほとんど出てきません。次回は学園編になりそうなのでまた面白くなることを期待。2014/05/30
ジュン
6
魔人登場(笑)。この巻だけ読むと場面が飛び飛びで分かり難い。いきなり戦闘に巻き込まれるし、いきなりシリアス展開だし。何か、ポコッと抜けてる感じ。いきなり戦闘に関しては、殆どすぐに説明があったけど、唐突感がある。物語としては、いきなり表舞台に上がる。でも本人に自覚はない。まだまだ先は長そう。2014/06/01
爺
5
まさか学園都市に到着すらしないとは……。人類最強&上位竜コンビとの強制戦闘へ移行し、経験不足を痛感する真。かなり前に読んだきりだったからよく覚えていなかったが、このシリーズ随分と敵の強弱が極端だな(笑)。ともあれ、さくさくと次へと進もう。2018/05/01