内容説明
本書は、広範な事例と学問的成果に依拠した師弟関係論であると同時に、著者自身が歩んできた魂の遍歴の記録でもある。真のグルとは、無知な弟子たちにつけ込むような存在でもなければ、誰にでも気軽な救済や慰めを分け与えてくれるような存在でもない。それは、人類の中に綿綿と受け継がれてきた英知の灯を伝達するというたった一つの目的のみに仕える存在なのである―道を求めるすべての探求者に贈る、魂の旅のガイドマップ。
目次
いざ、スピリチュアル・スーパーマーケットへ
スピリチュアルな権威性の諸タイプ
禁句としての「グル」―スピリチュアルな教師に対する批判およびスピリチュアルなスキャンダルの性質
スピリチュアルな教師の重要性
基礎となる心理的な健全性
権力の力学との自覚的な関係
互いに対する信頼と明け渡し
教師とのであい―真の教師および生徒を見わける基準の定義
ルールを破る
スピリチュアルな一夫一婦制か、「浮気を重ねる」か〔ほか〕
著者等紹介
カプラン,マリアナ[カプラン,マリアナ] [Caplan,Mariana]
スピリチュアリティのさまざまな問題や、心身の変容ソマティック・アプローチを専門とする心理療法家。五つの図書賞を受賞した『アイズ・ワイド・オープン―スピリチュアルな道における識別力の育て方』など、心理学とスピリチュアリティを扱った著作が七冊ある。文化人類学、カウンセリング心理学、現代スピリチュアリティの分野において学位を取得。ヨーガの哲学とアーサナを長年実践し、教えている。過去二十年間、インド、中南米、ヨーロッパ各地に滞在
小林真行[コバヤシマサユキ]
1972年、長野県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。出版社勤務を経て、カリフォルニア統合学研究所(CIIS)東西心理学科修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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